進行メモ10月16日
個人でテーマを決めて話す時間の２回目。
「シックス・センス」は人に勧めたくなるけど、内容を話せない映画。
だけど、観ないと損する。
記者会見ではハーレイ・ジョエル・オスメント（子役）にほとんど話をさせていていて、
ブルース・ウィルスが今回はいいお手本を示していました。
歌舞伎をもって観なさい。 今月の昼の部の見どころは「妹背山婦女庭訓（いもせやまおんなていきん）吉野川」で、 芝翫＝定高、玉三郎＝雛鳥、染五郎＝清舟、幸四郎＝清澄が演じてます。 この演目は客席を川に見立てて本花道と仮花道に舟が渡って行く場面があるので、 ぜひ１階席で見上げながら観てください。
淀川先生の自叙伝をもとに大林宣彦監督が映画を作ったと、 エキストラ出演した人から報告がありました。 １１月７日（日）にテレビ朝日系列で放送されるそうです。 詳細は情報誌または新聞等で確認してね。
映画評論家の渡部実さんから、山形国際ドキュメンタリー映画祭で 巨匠ヨリス・イヴェンスの31作品が一挙に上映されるとのお話がありました。 記録映画に興味のある人は必見。
おかだえみこさんからは「ファンタジア２０００」の音楽のお話でした。 どんな映画になるんでしょう。 東京アイマックスシアターで2000年１月から５月まで公開されます。 韓国で今年一番観客が入ったのは自国の「シュリ」で、 ハリウッド映画よりも観客を呼べる映画は作れるんだよということ。
何人かの発言は割愛して、テーマへ。
約３割が観ている「リトル・ヴォイス」は
舞台でも同じ役を演じているジェイン・ホロックスがずっーと映画を引っ張っていって、
さなぎがアゲハチョウになる瞬間のように最後に盛り上げる。
映画なのにライブ感覚がうまく出ている。
ほのかな色あいが出るラストは、ＬＶが求めていた終わり方でしょう。
最後に彼女の本当の名前が出てきます。
格好いいユアン・マクレガーがこの映画ではヒロインが見守っている役をうまく演じている。
前作の「ブラス！」でもそうだがマーク・ハーマン監督は日本人の感覚に合う映画を作る。
ハリウッド映画は夢を見させてくれるが、イギリス映画は現実を再発見させる。
日本にも美空ひばりのものまねを巡業する人がいて、彼女の声を聴きに来る人がいる。
今まで原田眞人監督の作品を観ている人は少なかったが、
「金融腐食列島[呪縛]」は約半分が観ていた。
複雑な内容の割には脚本がよく出来ている。
解ける呪縛と解けない呪縛のせめぎあいが良い。
勤務先の会社が呪縛を解いている最中との話に拍手。
ミドルや女性が活躍している映画で、特に役所広司、若村真由美、もたいまさこが格好いい。
映画館に中年の男性がいっぱいいてうれしい。もっと他の映画も観て欲しい。
椎名桔平を見るといつもあのラーメンのＣＭを思い出してしまう。
タイトルの名前が長いとの意見に、
「金融腐食列島」だけでいいとか、
「呪縛」が読めないとか意味がわからないとか、「リング」のようなホラー映画と思う人がいるだろう。
短縮して「金縛」とか、いろいろな意見が出ました。
「シンプル・プラン」は４割位観てました。
サム・ライミ監督の今までの映画は良かったが、この映画は好きではない。
ネコババするときには、相棒を選びましょうね。
記者会見でブリジッド・フォンダが５億円を持って出口はどこって言ったとか。
映写状態が悪かったので映画館の係員に注意したら招待券くれた。
他にも、映写が悪かった映画館の報告が何件かありました。
そういうときは係員に言って直してもらいましょう。
半分強観ていた「ノッティング・ヒルの恋人」は、
夢物語だけどもしかしたらありえるもしれないと期待してしまう映画だ。
境遇が違いすぎるのになぜか仲良くなってしまう。後味がいい映画。
主役以外のまわりの人は美男・美女でないのに、魅力的で好感が持てる。
記者会見の演出がわかりにくい。やはり「ローマ」というべきだろう。（笑）
ジュリアよりメグ・ライアンの方が好きだという人が多かった。
ヒュー・グラントはいつも同じ役だが、今回は等身大の男の役を演じている。
優柔不断でみんなのいわれるままに行動しているので、
観客が思うように動いている気持ちになる。
映画に出てくるレストランは六本木にもあるんだそうだ。
最後に約７割が観ている「マトリックス」。
おもしろい人とつまらない人は半々でした。はまってしまって２回観た人が５人。
アニメやゲームに多いヴァーチャル・リアルティの世界を実写で表現した映画は珍しい。
現実の世界がヴァーチャルの世界ではないかと考えるようになって困った。
カンフーアクションがブルース・リーやジャッキー・チェンとは違う。
アクションやギャグが何段もあって満腹感がある。
頭の後ろの穴とかの意味がわからない。
夢なのに変に制約があってどうやって克服できるのかの説明がない。
跳びすぎて（歌舞伎の）猿之助みたい。
黒い長いコートは動きづらいだろうな。しかも重い銃を持って軽々と扱っている。
だけど、無限に撃てる銃よりも弾を交換するサスペンスの方がおもしろいはず。
サングラスを安く売っていたので買ってしまった。コートも売っているらしい。
次回作はミュージカル・シーンを入れて「踊るマトリックス」でしょう。（笑）
（K.S記）