進行メモ 4月19日

「悲しみが乾くまで」
Ａさん♂：ハル・ベリーとベニチオ・デル・トロが出ているだけで良い。 最愛の夫の自分の知らない一面を知っている人がそばにいるだけでよいという話。

「4ヶ月、3週と2日」
Ｂさん♂：中絶をおおぴっらにできないもどかしさが出ている。

「アメリカを売った男」
Ｃさん♀：若手捜査官ライアン・フィリップのおとり捜査が甘ちょろい。 信仰心の無い自分にはクリス・クーパーの宗教のためというのが理解できない。
Ｄさん♂：日本人には関係ない話なので安心して見られる。
Ｅさん♂：こういう話を映画にしてしまった米国はたいしたものだ。
Ｆさん♂：フィリップがFBIに入れるほど頭が良いとは思えない。

「ダージリン急行」
Ｇさん♂：頭いいだろうというウェス・アンダーソン監督の演出は嫌いだけど、ある意味では心地良い。 ジェイソン・シュワルツマン、ナタリー・ポートマン出演の同時上映短編「ホテル・シュヴァリエ」が面白い。

「コントロール」
Ｈさん♂：サマンサ・モートンがアーティストの妻でありながら普通の奥さんを演じている。
Ｉさん♀：才能があるからこそ短命。暗い話ではない。 言われてみればモノクロだったな。

「実録・連合赤軍―あさま山荘への道程」
Ｊさん♂：心ある人は近代史に向き合ってください。 3部構成をきっちり説明するので190分は必要。
（今回の作品の上映時間の話に）

「カンフーくん」
Ｋさん♂：カンフーくんことチャン・チュワンは上手かった。
Ｌさん♀：段々感動物になるのが残念。

「スルース」
Ｍさん♀：ジュード・ロウが良かった。
Ｎさん♀：インテリアは見るだけで疲れる。 ケインがやる気がないのがミエミエ。 89分なのに長く感じた。

「マイ・ブルーベリー・ナイツ」
Ｏさん♂：ミステリ作家ローレンス・ブロックが共同脚本だけど物語も台詞も凡庸で何が言いたいのか分からない。
Ｐさん♀：世の中はイケメンが全て。(笑) ウォン・カーウァイ監督にしては分かりやすくて物足りないぐらい。 デートムービーとして観ても良い。 ロウに惚れ直した。
Ｑさん♂：綺麗な女の子がすべて。 カーウァイ監督はラスト･シーンをやりたかったんだ。
Ｒさん♂：音楽は「パリ、テキサス」のライ・クーダー。
Ｓさん♂：何をやってもカーウァイ節。
Ｔさん♂：カーウァイ監督の音楽のセンスが悪い。

「バンテージ・ポイント」
Ｕさん♂：様々な視点を頭の中で繋ぎ合せる面白さが良かった。
Ｖさん♂：ソニー・ピクチャーズ配給なのでSony製のハンディ･カメラを使っている。 全然揺れないカメラの嘘を楽しめた。
Ｗさん♂：デニス・クエイドは体格がいいのでSPになれる。

「魔法にかけられて」
Ｘさん♂：掃除シーンのネズミ、ハエ、ゴキブリは受け付けない。
Ｙさん♂：群舞シーンは掃除シーンを補って余りある。
Ｚさん♀：ああいうプリンセスと一緒にいると疲れる。
Ａさん♂：王子様が可哀想だけど仕方が無い。
Ｂさん♂：ミュージカルなのに余韻に残る曲がない。
Ｃさん♀：セルフ・パロディでディズニーファンにはご褒美。 恋人のキャリア･ウーマンは意外とロマンチック。

「明日への遺言」
Ｄさん♂：日本の戦後史を観て欲しい。 勝ち馬に乗らなかった人の方が潔い。 藤田まことが司令官に見えない。
Ｅさん♂：何で死刑になるのか分からない。
Ｆさん♂：ナレーションが二重に説明しているのが頂けない。
Ｇさん♀：藤田があっさりと演じているのでミス･キャスト。
Ｈさん♂：藤田の英語の反応が上手いな。

「ライラの冒険　黄金の羅針盤」
Ｉさん♀：原題The Golden Compassをこの邦題にしたのはいいな。
Ｊさん♂：え、これで終わりと思わせるのはマズイじゃないの。
Ｋさん♀：豪快なヒーローに鎧熊は似合っている。
Ｌさん♂：羅針盤の指す絵の意味が分からない。
Ｍさん♂：気のいい大人が脇で支えている。
Ｎさん♂：ファンタジーの主人公達は冒険するように運命つけられている。

「ジャンパー」
Ｏさん♂：こんだけ引っ張ておいて話が終わらないのでいくらでも突込みができる。
Ｐさん♀：いけそうもない所にいけるだけで夢のようだ。 いろいろ破壊してしまうのはいけない。

「ノーカントリー」
Ｑさん♂：ハビエル・バルデムの無差別殺人はやり過ぎ。
Ｒさん♂：犯罪の理由が分からない。 リアリズムとファンタジーのバランスがとれているのが素晴らしい。 間の抜け方は計算された演出。
Ｓさん♂：荒涼とした西部には凡人は住めそうにない。 極端な米国人の一面をトミー・リー・ジョーンズが演じている。
Ｔさん♂：居心地の悪い冷酷な緊張感が気持ちいい。 残虐な暴力シーンが段々静かになっていってコーエン兄弟は大人になったな。