進行メモ 1月19日

今月は各映画賞の発表から始まりました。

「夜顔」
Ａさん♂：ルイス・ブニュエル監督カトリーヌ・ドヌーヴ主演「昼顔」の38年後の話だけど描きたいものが前作と違う。 観た後の感触が良くない。
Ｂさん♂：ビュル・オジエがドヌーヴ本人よりも老けて見えるので、かえって違和感がある。 前作を観ていないと分からない。 シュールな最後で救われた。

「エンジェル」
Ｃさん♀：ロモーラ・ガライ演じるエンジェルは不愉快で嫌だけど最後は納得。 女性なら共感できるところもある。
Ｄさん♂：シャーロット・ランプリングが印象に残る。
Ｅさん♂：フランソワ・オゾン監督が聖林黄金時代の大袈裟な演出をわざと真似している。

「マリア」
Ｆさん♂：ベツレヘムの星の表現が真新しい。
Ｇさん♂：信者でない人ても損しない。
Ｈさん♂：不倫の子かもしれないイエスをヨセフはりっぱな人に育てた。
Ｉさん♂：自然に入っていけてこの話を信じたくなった。
Ｊさん♀：最後は気持ち良かった。馬小屋が可愛い。
（聖誕劇に参加したとの発言多数）

「ルイスと未来泥棒」
Ｋさん♂：蛙の歌が好き。
Ｌさん♂：子供の頃は楽しい未来になると思っていた。 この映画を観てSF小説を読もうと思う子供達が増えて欲しい。
Ｍさん♂：ルームメートが可哀想。 話があっちこっち飛んで子供達は分からないのでは。
Ｎさん♀：私の子供達は最後まで喜んで観ていた。 発明に失敗しても次があってあめでとう。

「ペルセポリス」
Ｏさん♀：イランのことをもっと知りたくなった。 カトリーヌ・ドヌーヴが声の出演をしている。
Ｐさん♀：絵の動かし方が上手い。 女性は主張しないと生きていけない。

「カンナさん大成功です！」
Ｑさん♂：割とあっけらかんとして楽しい。 垢抜けしたコンサート･シーンは聖林を凌駕している。 原題200 Pounds Beautyの200に意味がある。

「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」
Ｒさん♂：現代を皮肉していて意外と面白い。

「再会の街で」
Ｓさん♂：ドン・チードルが心を閉ざした人間によくそこまで付き合えたな。
Ｔさん♂：自分の不幸なことを誰も知らないとホッとする。 パートナーは一緒にいると　鬱陶しいけれど、いないと寂しい。

「ここに幸あり」
Ｕさん♀：ミシェル・ピコリが女形演じている。 観終わったときは気持ち良い。 酔っ払いのおじさんがモテルのか不思議。

「俺たちフィギュアスケーター」
Ｖさん♀：ウィル・フェレルとジョン・ヘダーにフィギュアスケーターをやらせるという発想が凄い。
Ｗさん♂：くだら無さがなんとも楽しい。

「ベオウルフ/呪われし勇者」
Ｘさん♀：アンジェリーナ・ジョリーが出るだけで楽しい。
Ｙさん♂：英雄の孤独や心の闇が映像と結びついていて素晴らしい。

「スマイル〜聖夜の奇跡〜」
Ｚさん♂：ベタなドラマを恥ずかし気もなく撮ってしまうピュアな気持ちが分かるけれど長い。 氷上シーンは良いけれどドラマが駄目。 坂口憲二の少年時代を演じた立花裕大の活躍に期待したい。
Ａさん♂：この世のものとは思えないほど可愛い加藤ローサ。

「Little DJ〜小さな恋の物語〜」
Ｂさん♂：よくある話なのに脚本が下手。 神木隆之介と福田麻由子が感性が合いそうもない。

「アイ・アム・レジェンド」
Ｃさん♂：ウィル・スミスが共産主義に見えてくる。
Ｄさん♂：真ん中は要らない。
Ｅさん♂：どういう感性で大金かけたのか理解できない。
Ｆさん♂：ラストの説明が何もない無茶苦茶な話。
Ｇさん♂：スミス1人であれだけ引っ張れるのは大したものだ。

「ナショナル・トレジャー／リンカーン暗殺者の日記」
Ｈさん♂：大金かけて家系の名誉を守ることしか言っていない。
Ｉさん♂：家族で楽しく米国の歴史を勉強しよう。

「椿三十郎」
Ｊさん♂：同じ脚本・同じ演出なのに黒澤版より23分長い。
Ｋさん♂：NHK朝ドラ「風のハルカ」のヒロイン村川絵梨の腰元が楽しめる。
Ｌさん♂：黒澤明が大好きなスタッフなので好感が持てる。 織田裕二の物真似が素晴らしい。
Ｍさん♂：織田は斬らないと違和感がある。 この映画から黒澤版も観ようと思ってくれればいいや。
Ｎさん♂：教科書通りの演出だから良い。 黒澤版は全身ワンカットなのに本作は上半身のカット割り。
Ｏさん♂：森田芳光監督の色はラストしか出ていない。
Ｐさん♀：役者の違いしかない。
（最後は入江たか子が友の会にお見えになった話で終わりました。）

今月に東京新聞の取材がありました。