進行メモ 8月18日

今月はともに7/30没のミケランジェロ・アントニオーニ監督とイングマール・ベルイマン監督から モニカ・ヴィッティへの話題から。

「ヒロシマナガサキ」
Aさん♂:米国人の視点があまり出ていなかった。

「TOKKO-特攻-」
Bさん♂:日本語をローマ字にしただけの英語字幕がいくつもあった。
Cさん♂:日本語では同じ「国」なのに英語字幕ではその都度意訳されていた。

「陸に上った軍艦」
Dさん♂:こんなことするぐらいならさっさと戦争止めろよ。
Eさん♂:当時は止む終えずやっているんだろうけれど観ながら大笑い。

「夕凪の街 桜の国」
Fさん♂:被爆体験は現在の子供達にも遺伝子で残っているので時が経っても悲劇は解決しない。 被爆者を差別するのは日本人の問題だ。
Gさん♂:二重構造を小道具がうまく結びつけている。
Hさん♀:田中麗奈、麻生久美子、堺正章らのキャスティングがうまくできている。

「ファウンテン 永遠につづく愛」
Iさん♂:最後が綺麗。

「天然コケッコー」
Jさん♂:小品なのにちゃんと四季を撮っている。 夏帆のためにこの映画がある。
Kさん♂:山下敦弘監督の良さがうまく出ている。

「街のあかり」
Lさん♂:アキ・カウリスマキ監督のどうしようもないユルさが好き。

「フリーダム・ライターズ」
Mさん♂:読ませて書かせることが教育の原点。 教育は教えることを通じて心を教えること。
Nさん♂:パトリック・デンプシー演じる夫は男のグズのような了見の狭い血の通っていない奴。

「殯〈もがり〉の森」
Oさん♂:森の中でのダンスがファンタスティック。 記憶をキーにして亡き妻に会える幸せ。
Pさん♂:奥さんと死別した旦那が33回忌まで1人でいるのに引っかかる。 画面から体温が感じられる。

「魔笛」
Qさん♂:歌の英語でびっくらこいて全然よくない。 ケネス・ブラナー監督が自分の魔笛にしてしまった。 独語題名Die Zauberfloteで英語訳はThe Magic Flute。

「リトル・チルドレン」
Rさん♂:俳優のリアクションで笑わせる。 知性のある監督でないとこういう映画はできない。
Sさん♂:ケイト・ウィンスレットは良い。 題名を考えながら観て欲しい。

「インランド・エンパイア」
Tさん♂:まるでわからないのがいかにもデイヴィッド・リンチ監督作品で裏切らない。 ローラ・ダーンの唇が良い。

「ボルベール〈帰郷〉」
Uさん♂:題名はアルゼンチンのタンゴ歌手カルロス・ガルデルの名曲。 ペネロペ・クルスが貫禄でてきた。
Vさん♂:綺麗なクルスに堪能した。
Wさん♂:女性の生命力の逞しさを描くために不幸なこと盛り沢山。 スペインの民族性の違いかな。

「劇場版 西遊記」
Xさん♂:海外ロケのビジュアルとTVのバラエティショー以下の役者の演技との落差が凄い。

「シュレック3」
Yさん♂:顔の表情とかのCGの進歩が素晴らしいけれど、ディズニーの批判はいい加減にしろよ。

「傷だらけの男たち」
Zさん♀:ストーリーはどうでもよくてトニー・レオンと金城武が出ているだけで楽しんだ。

「河童のクゥと夏休み」
Aさん♂:クゥがすごく良かった。 女の子の服装をちゃんと描いているのに感動した。
Bさん♂:日常の中に非日常のものを放り込んだというSFの常道。 水の中のシーンがリアル。 東京タワーでの台詞が切ない。 今でも河童と友達になれる人間がいることに鳥肌が立った。
Cさん♀:東京タワーに何があるかは来た事がある人だけが判る。 河童がいなくなった原因は貴方達だよ。 大人が観ても疲れ甲斐があるアニメ。

おかださんのお話は、 泣かせが上手い韓国のクォン・ヒョンジン監督「私のちいさなピアニスト」(8/25シネカノン有楽町公開)、 ニール・ゲイブラー著・中谷和男訳「創造の狂気 ウォルト・ディズニー」(ダイヤモンド社)他でした。

「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」
Dさん♀:だんだん終わりに近づくので一層ダークな感じになった。
Eさん♀:俳優が役と同じテンポで成長している。

「レミーのおいしいレストラン」
Fさん♂:鼠と厨房をどうやって共存させるかが面白かった。
Gさん♀:鼠の疾走シーンと料理評論家の声のピーター・オトゥールの喋りが良かった。 レミーは可愛いけれど鼠の大群はゾッとした。 手際の良い料理作りの楽しさが出ている。 観ているだけで料理の味を想起させる。
Hさん♂:舞台は仏だけど誰でも料理ができるというのはアメリカン・ドリーム。
Iさん♀:この映画観ている子供達の笑い声が聞きたい。 名声を得ることでなく料理を作ること自体が楽しんでいる。 料理作りの薀蓄が隠されている。
Jさん♀:旨そうな料理で料理評論家の評価に納得。 原題Ratatouilleは仏語でニースの野菜煮込み料理のこと。英語でないところが大胆。 服着ていない鼠にブラッド・バード監督の負けん気精神がある。
Kさん♂:やってはいけないことをやってしまったクライマックスのインパクト。
Lさん♂:2歳の息子でも集中して観ていた。

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