進行メモ11月19日

今月は東京国際映画祭の話題から始まりました。

「エイリアンVSヴァネッサ・パラディ」
Ａさん♂：たいしたことはなくてイライラする。

「セブン ソード」
Ｂさん♀：ストーリーがない。

「空中庭園」
Ｃさん♂：隠し事一杯のダークな家庭を描いている。 一瞬で怖い顔からよそ行きの顔になる小泉今日子がいい。

「ヴェニスの商人」
Ｄさん♂：シャイロック役のアル・パチーノの最後のいじけた顔が上手い。 バッサーニオ役のジョセフ・ファインズ、アントーニオ役のジェレミー・アイアンズも凄い。

「そして、ひと粒のひかり」
Ｅさん♂：コロンビアの貧しい少女がすぐに麻薬の運び屋になるのが恐い。 麻薬の飲み方がリアルで日常性が感じられる。

「理想の恋人.com」
Ｆさん♂：ダイアン・レインが出演しているだけで真新しいネタがない。

「ドミノ」
Ｈさん♀：話がよく分からなくて全然ノレなかった。
Ｉさん♂：最後のドンパチだけをやりたい気持ちが分からなくもない。 劇的な話なのにトニー・スコット監督は演出の才能がない。
Ｊさん♀：キーラ・ナイトレイがキレイ。
Ｋさん♂：カメラの動きが早くて疲れる。

「ステルス」
Ｌさん♂：すごい話でよくこんな話を思いついたな。ペンタゴンはよく協力したな。
Ｍさん♂：不良に走った飛行機。
Ｎさん♂：話がまとまっていない。ステルスは塗装がレーザーを吸収しているので空母には飛んでこない。
Ｏさん♂：塗装は日本の中小企業の製品。
Ｐさん♂：ジェット・コースター・ムービー。

「シン・シティ」
Ｑさん♂：80年代のアングラの暴力的なアメリカン・コミック。 やっと映画化されたが昔からのファンはともかく今の若い人にウケルとは限らない。 ロバート・ロドリゲス&フランク・ミラー監督がマンガちっくな映像をやりたかったのだろう。
Ｒさん♂：汚いラーメン屋でアクション劇画週刊誌を読んでいる快感でハマッてしまった。 暴力シーンが残酷だけどハマルと楽しめる。

「春の雪」
Ｓさん♂：三島由紀夫ファンが観ない方が良かったと後悔させないだけでも良い。 行定勲監督は大きなスクリーンの使い方が分かっている。 竹内結子演じる綾倉聡子の心の動きが分からなかった。
Ｔさん♀：美しい言葉なのに心に迫ってこない。 三島の肉声を間近で聞いた事がある。
Ｕさん♀：妻夫木聡演じる松枝清顕は何故こんなことをウジウジ考えているんだろう。 男の子はこんな暗いときもあったんだね。

「蝉しぐれ」
Ｖさん♀：下手な演出がいい素材を殺している。
Ｗさん♂：個々のエピソードには感動したが最初の掴みで映画の骨格を示してくれていない。
Ｘさん♀：主人公達の人柄が観客に伝わってこない。
（日本の映画監督論に）
Ｙさん♂：恋愛と斬り合いをうまくコントロールしている。 色々な情念が上手く出ている。
Ｚさん♂：下級武士が国のために命を捧げる話は藤沢周平ワールド。

「私の頭の中の消しゴム」
Ａさん♂：ヒロインのソン・イェジンの演技だけで十分。
Ｂさん♀：間を持たせようと感じられてノレなかった。
Ｃさん♀：ソンのプロモーション・ビデオなのでストーリーはどうでもよい。
Ｄさん♂：韓国の結婚観がよく分からない。 アルツハイマー病は周りの人がはある日突然気が付く。
Ｅさん♂：ラテン音楽がエピソードと合っている。
Ｆさん♀：冷静にみるとあんな女は嫌いになる。

「ティム・バートンのコープスブライド」
Ｇさん♀：あの世でも地獄でもなくて心残りのある死人がいる世界を描いている。 落ちぶれ貴族の娘ビクトリアの声が「奇跡の海」のエミリー・ワトソンで 白髭の老人の声がバットマン・シリーズの執事アルフレッド役のげマイケル・ガフ。
Ｈさん♂：グロテスク一歩手前で留まってファンタスティックになっている。 死者の世界がカラーで人間界はがモノクロ。
Ｉさん♂：一瞬見ると可愛いけれど見ているとグロテスクでおっかなくなってくるのが上手い。 corpseは生前が人間だけに使われる。 バートン監督は死体がご先祖さんということによく気が付いたな。 伝統の富士写真フィルムの色が出ている。
Ｊさん♀：プライドは嫌いなキャラクターだけど観ているうちに好きになった。
Ｋさん♂：プライドは最初は美しいけれどよく見ると気持ち悪い。
Ｌさん♂：彼らが結婚してその後幸せになれるか分からない。