進行メモ5月21日

今月は初夏のミニシアター祭から。

「コーラス」
Ａさん♀：心温まる話。ジャン＝バティスト・モニエは声も顔も綺麗。
Ｂさん♂：こんなに素直で良い子なのにこんな苦労があったんだろうな。
Ｃさん♀：ジャック・ぺランが製作と指揮者役、 ペテンの甥クリストフ・バラティエが長編初監督と脚本、 監督の子供マクサンス・ペランが校門の前で両親を待つ少年役。
（日本人は欧州の合唱団に入団できるかの話に）

「バッド・エデュケーション」
Ｄさん♂：湖で泳ぐシーンとボーイ・ソプラノの天使の歌声の組み合わせに痺れた。

「エレニの旅」
Ｅさん♂：テオ・アンゲロプロス監督独特の静かで長いカットと 実際に村全体を徐々に浸水させてしまうスケールの凄さ。 ヒロイン役のニコス・プルサニディスが逞しく生きていて暗い話なのに暗く撮っていない。

「ウィンブルドン」
Ｆさん♂：ウィンブルドンのセンターコートで撮っているから観に行くだけ。
Ｇさん♂：話がつまらなくてどうしようもない。

「ベルリン、僕らの革命」
Ｈさん♂：ダニエル・ブリュール演じるヤンの志に腹が立って仕方が無かった。

「ベルンの奇蹟」
Ｉさん♂：昔のサッカーは点がよく入って面白い。

「海を飛ぶ夢」
Ｊさん♂：観終わって暗くなったけれど、考えたいときに観る映画。
Ｋさん♂：音楽も担当しているアレハンドロ・アメナーバル監督は観客の顎を何とか上げようと努力している。
Ｌさん♂：日本人の宗教観の無さを痛感させられる。
Ｍさん♂：いい意味で脇役の人生が狂ってくる。32歳で撮る映画じゃない。
Ｎさん♂：まだ死を意識していない歳なので選択肢が沢山ある。 死のイメージが具体的でないので救われる。

「ウィスキー」
Ｏさん♂：ほとんど台詞がなくて無表情だけど道徳的な意識がある。

「さよなら、さよならハリウッド」
Ｐさん♂：トリート・ウィリアムズは心情的な落とし所なまだ出ていない。 ウディ・アレン映画はどれも金太郎飴。
Ｑさん♂：アレンは普段からとぼけているので今回は設定が過剰。

「ドッジボール」
Ｒさん♂：日本とルールが違う。 プライドが傷つくけど好き。
Ｓさん♂：dodgeとはよけること。志の低さが面白い。
Ｔさん♂：ストーリーの都合の良さはピカイチ。 ドイツチームが一番好き。

「コーヒー＆シガレッツ」
Ｕさん♂：話がダラダラ続く11本のショートストーリーが思い出せない。 ビル・マーレイがヌケていていい。

「ＰＴＵ」
Ｖさん♀：いつものジョニー・トー監督とは気色が違う。

「甘い人生」
Ｗさん♀：暗いクールなイメージで撮ったイ・ビョンホン。

「真夜中の弥次さん喜多さん」
Ｘさん♂：やりたいことを詰め込みすぎて処理し切れない。
Ｙさん♂：ヤク中の話なのに支援・文化庁。

おかださんのお話は 淨瑠璃ドキュメンタリー「山中常盤」(公開済)、オリビア・ハッセーが87歳の老け役まで演じた泣ける「マザー・テレサ」(夏公開)、他でした。

「ハイド・アンド・シーク／暗闇のかくれんぼ」
Ｚさん♂：ロバート・デ・ニーロだからそうなるだろうと思っていたらその通りだった。
Ａさん♂：映画はつまらないけれど、 デ・ニーロが演技を教えているので前半よりも後半の方がダコタ・ファニングが上手い。

「コンスタンティン」
Ｂさん♂：レイチェル・ワイズの出演シーンが素晴らしい。
Ｃさん♂：西洋の地獄の感覚がシックリこなかった。 CGがいかにも貼め込みで乗り切れなかった。
Ｄさん♀：罪は懺悔できるけれど自殺したら懺悔できないから地獄に行く。
Ｅさん♂：キアヌ・リーブスは褒めてあげたい。

「インファナル・アフェアIII　終極無間」
Ｆさん♂：こっちの立場でも人の心はこっちとは限らない。
Ｇさん♀：トニー・レオンは堂々と演じてくれて心が満たされる。
Ｈさん♂：善人が悪人を演じると善を出したくなる。レオンの笑顔が見られた。 １作目と合わせるとレオンとアンディ・ラウのバランスがとれている。
Ｉさん♀：格好つけたエピソードが多い。３作全体で人間関係の壮大な物語。
(写真見せながら役名と俳優の説明)

「Shall We Dance? シャル・ウィ・ダンス？」
Ｊさん♂：聖林映画なら下心あるリチャード・ギアとジェニファー・ロペスがあのままで終らない。
Ｋさん♂：心に空白のある大人の夫婦の映画。 元がしっかりしているので良い。
Ｌさん♀：タキシード着て赤いバラを持ってエスカレータで上がってくるギアが格好いい。 いい男性には花が似合う。
（ギアの写真を机の上に序々に見せていくパフォーマンス）
Ｍさん♂：ダンスは卒業パーティー以来って踊ったことあるじゃん。やっぱり米国だね。
Ｎさん♂：ギアが踊っているのが半信半疑。 ギアとスーザン・サランドンのダンスが裏のクライマックス。
(米国の床屋や首都圏の電車から見えるダンススクールの話へ)