東京映画友の会

進行メモ 2月15日

「ゴースト・シップ」
Ａさん♂：ロバート・ゼメキスがお金を掛けて作ったCGと特殊メイクとミニチュアの映画。

「イナフ」
Ｂさん♂：こういう映画はもうイナフ。(笑)

「ケミカル５１」
Ｃさん♀：どんでもない奴を演じかったサミュエル・Ｌ・ジャクソン。
Ｄさん♂：原題はThe 51st STATE(51番目の州)だけど51倍強いドラッグの話。

「カンパニーマン」
Ｅさん♂：ジェレミー・ノーザムの主人公が自分が誰か分からなくなる恐怖。「CUBE」のヴィンチェンジ・ナタリ監督なので幾何学的な背景でくらくら。
Ｆさん♂：日本語題名は可愛いけれど原題はCypher。

「アウトライブ」
Ｇさん♀：女性漫画家キム・ヘリン原作のドロドロで派手なアクションの韓国映画。

「運命の女」
Ｈさん♂：自分の家族を守るためには何をしてもいいと考えている。
Ｉさん♀：最後の余韻はエイドリアン・ライン監督らしくないし、不自然な話だけどライン監督なので許す。
Ｊさん♂：昔なら人妻を誘惑する方のリチャード・ギアが泣きべそ掻く普通の男を演じている。オリヴィエ・マルティネスは名前と顔がいかにもマッチしてずるい。(笑)

「Ｔ．Ｒ．Ｙ．」
Ｋさん♂：何時の時代の話か分らなかったけれど楽しめた。だらしない日本兵が可笑しい。
Ｌさん♀：織田裕二の頑張りの無さにがっかり。
Ｍさん♂：話は面白いのに何か物足りない。
（大森一樹監督の実力の話に）

「黄泉がえり」
Ｎさん♀：身近で死を体験しているので身に染みた。残された人の生き方が出ている。兄弟のエピソードが印象に残った。
Ｏさん♂：自分の気持ちと重なってけど考え始めたらつまらなくなった。
Ｐさん♂：久しぶりに娘と映画について語れた。最初草なぎ剛と竹内結子が兄弟だと思っていたが幼馴染だと分かって危ない付き合い方しているな、とお父さんは感じた。(笑)
Ｑさん♂：いい話だけどなんでこうなるのよ。草なぎを主役にしたかっただけ。
（製作のエピソードの発言で笑）
Ｒさん♂：いいエピソードがすぐ終わってもっと長くして欲しい。

「猟奇的な彼女」
Ｓさん♀：素直なラブストーリーですごく面白い。靴を交換のエピソードは女の子らしい。
Ｔさん♂：物語中心で俳優に媚びていない。
Ｕさん♂：乱暴なチョン・ジヒョンは可愛いので許す。
Ｖさん♀：ジヒョンはスタイル抜群で長い髪が似合う。
Ｗさん♂：彼でなくて猟奇的な「彼女」だから許される題名はズルイ。知的で素晴らしくて好き。
Ｘさん♂：ヒロインの父親ハン・ジンヒの酒癖もヒロインと同じで面白い。チャ・テヒョン演じるキョヌのぐうたら振りが伝わってくる。学生時代の代弁を思い出してしまった。

「ボウリング・フォー・コロンバイン」
Ｙさん♂：米国の銃犯罪の現実を知らせたいためにマイケル・ムーア監督がポップでエンタテインメントな作品にした。この映画を観て米国が嫌いになって行きたくなくなったけれど何とかしなくちゃと思った。
Ｚさん♂：若い世代が観に来ているので頼もしくなった。
Ａさん♂：引き金を引く方が勇気があると思っている人がいる。自分の立場がはっきりしていてよくできたドキュメンタリー。
Ｂさん♂：１人を殺せば殺人者で百万人を殺せば英雄なので答は出ない。犯罪が起きると保安システムを売りに来る米国の自由さと経済効率のスタンダートに恐ろしさを感じる。
Ｃさん♂：構成がうまい。米国にもいい人がいることを知らせるために作っている。
Ｄさん♂：米国は銃以前に何かおかしい。
Ｅさん♂：ムーア監督は全米ライフル協会の会員なので会長のチャールトン・ヘストンに会えてこの映画も作れた。

おかださんのお話。 「ロード・オブ・ザ・リング／二つの塔」はCGの怪物の心のせめぎ合いの表現が画期的。 「WARARIDORI」はこんなところも飛ぶ鳥の群れの中の軽飛行機から撮影している。陳凱歌監督の「北京バイオリン」はさすが中国これこそ男。

「ボーン・アイデンティティー」
Ｆさん♂：1980年代の話なので携帯電話でなくて公衆電話を使って欲しいな。
Ｇさん♂：ずーと緊張していたマッド・デイモンの最後の笑顔が良かった。
Ｈさん♀：デイモンは嫌いだったけど、この映画は感じが違うので今後は彼の映画を観たい。
Ｉさん♀：マッチョなマッドを期待したがあまり見せてくれない。
Ｊさん♂：形も見せ方も面白かったけれど他の映画で真似されつくしたので新鮮味に欠ける。

「壬生義士伝」
Ｋさん♂：最近の時代劇はヒーローでない人を主人公にしている。
Ｌさん♀：三宅裕司の大野次郎右衛門役はミスキャスト。浅田次郎原作だけどドロドロしか分からない中島丈博脚本。誰も知らない役者の方がいい。

「オールド・ルーキー」
Ｍさん♂：芝生のグラウンドで皆で野球したいな。
Ｎさん♂：こういう高校に行きたいな。
Ｏさん♂：ジム・モリスは誰がやるのかなと思ったらデニス・クエイド。野球の凄さは見て分かること。右手で握手しただけで野球選手だとわかるのがシーンがいい。

今月は色々な顔の米国が見えました。