東京映画友の会

進行メモ 7月21日

「デンジャラス・ビューティー」
Ａさん♂：サンドラ・ブロックはＴシャツが似合うのでこの映画に合わない。
Ｂさん♂：いい女が多いので、観ているときだけ楽しめる。
Ｃさん♂：ブロックの下品さに無理があるけどオーラがある。
Ｄさん♂：脇役に笑いをとれるマイケル・ケインなどを選んでいる。

「ハムナプトラ２／黄金のピラミッド」
Ｅさん♂：前作を観てなくても単純明快で理屈なく楽しめる。
Ｆさん♀：まあまあです。以上。（笑）

「マレーナ」
Ｇさん♀：モニカ・ベルッチは綺麗な女優なのに凄いシーンをよく演ったな。
Ｈさん♀：喋らないヒロインが女性から嫌われている。
Ｉさん♂：群集は恐い。個人は無力なので何もできない。目立つ人を陰口で言うところは現代のいじめ。ラストは恐い。
Ｊさん♀：ヒロインが何で許せるのか分らない。
Ｋさん♂：早口で喋り過ぎ。戦争、悲劇、成長を詰め込むのは92分で無理。私もゆっくり話そうと思う。（笑）

「誘拐犯」
Ｌさん♂：ジュリエット・ルイスが上手。ベニチオ・デル・トロ演じるロングボーの役名でニヤとできる人は楽しめる。

「恋はハッケヨイ！」
Ｍさん♂：男女混合試合の際物映画で最後は恋はハッケヨイ！
Ｎさん♂：相撲をよく研究して自分なりに解釈していて凄いな。

「テイラー・オブ・パナマ」
Ｏさん♀：嫌な男を演じているピアース・ブロスナンが良い。ジェフリー・ラッシュ演じるハリーの職業がテイラー（仕立て屋）なのがミソ。
Ｐさん♂：ブロスナンの素性と計画が分らない方が面白いのに。

「ザ・コンデンター」
Ｑさん♂：いい演技ばかりで俳優の教科書。
Ｒさん♂：政治にもジェンダーがあることをみせてくれた。
Ｓさん♂：大統領を演じるジェフ・ブリッジスの大岡裁きでオブラートに包んでしまったのが残念。
Ｔさん♂：クレジット見るまでゲイリー・オールドマンだと気付かなかった。
Ｕさん♀：政治家はこういう嫌らしいことで足引っ張るんだね。

「ＪＳＡ」
Ｖさん♂：最後が釈然としない。ミステリーは１回観ただけで分るようにして欲しい。
Ｗさん♂：細かい点で辻妻合わないけれど語り継がれる映画。
Ｘさん♀：脚本・演出がこなされていないけどドーンとくる。４人が戯れているシーンで涙した。
Ｙさん♂：パク・チャヌク監督は色々な映画の思い出を詰め込んでいる。
Ｚさん♀：嘘だと思って観ていたので結末が納得できない。
Ａさん♂：外国映画を観てその国の文化を知ってショック受けるのは楽しみ。

「ホタル」
Ｂさん♂：特攻隊は神聖なので朝鮮人はいるはずないという偏見を持った時代。高倉健は年齢的に合わないので平成元年にしているけど当時はこの映画を作るにはまだ熟していなかった。
Ｃさん♂：大島渚監督の「忘れられた皇軍」(TV:1963)では朝鮮人はもっとひどい扱いを受けていた。新聞社のインタビューとかの無神経な演出に腹が立った。

「みんなのいえ」
Ｄさん♂：唐沢寿明と田中邦衛のシーンは好きだけど他の役者で壊した。
Ｅさん♂：カメオは映画として成立してくれないと困る。
Ｆさん♀：甘ったれの三谷幸喜監督が嫌。
Ｇさん♂：目くじらたてるような映画ではない。
(自宅の扉は内開きか外開きかの議論)

おかださんのお話は、
(「田舎の日曜日」の)ベルトラン・タヴェルニエ監督の「今日から始まる」は北仏の炭鉱町の幼稚園園長が貧困から子供達を守るために行動を始めたお話。
「テルミン」は触れずに手の動きで音を奏でる世界初の電子楽器テルミンの発明者のお話。 (実際にテルミンを持っている人がいることが判明)
宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」は宮崎作品のどれにも似ていない。監督は10月openの「三鷹の森ジブリ美術館」でしか観られない短編映画を作っている。

「Ａ．Ｉ．」
Ｈさん♂：人間の子供は成長して大人になるし、ピノキオは魔法で男の子になれるけれど、成長しない子供をA.I.にしたのに不条理を感じる。
Ｉさん♂：ロゴが好き。後からひしひしと感じてくる。
Ｊさん♂：私が観たかったのと違っていた。
Ｋさん♂：スティーブン・スピルバーグ作品の多くは母子家庭。
Ｌさん♂：訳の分らないオチ。
Ｍさん♂：今まで(ドラエもんの)のび太くんだったけれどジャイアンになった。あのシーンでロボットを守りたいと思って泣ける。
Ｎさん♀：男の子(ハーレイ・ジョエル・オスメント)に気持ち入ってしまったけれど、母親(フランシス・オーコナー)の立場なら愛を受け入れられないので愛の限界を感じた。人間だったら愛情の対象が変わるかも知れないけれど。
Ｏさん♀：誰にも感情移入できなくて全然納得できなかった。
Ｐさん♂：愛は善だけではない。子供がいると色々なことを背負わないといけない。
Ｑさん♂：母親を取り合って兄弟喧嘩するように人間の悪いところが前面に出ている。良い点悪い点が拮抗している。
Ｒさん♂：人間になりたい話は嫌い。ロボットでいいじゃん。
Ｓさん♂：同じ映画なのに違う映画を観ているような感想。スタンリー・キューブリックの現実で始まってスピルバーグの幻想で終わる。