進行メモ 9月16日
今月は、横浜で開催された淀川長治展絡みで先生の思い出話から始まりました。
「サルサ！」
Ａさん♂：恋愛映画としては陳腐。
Ｂさん♂：陳腐ではないけれど音楽がなければつまらない。音楽を聴きに行く映画。
自分の中のラテンの血が騒ぐ。
Ｃさん♂：サントラ買いたくなる。黒く塗るのは他人願望。
Ｄさん♀：ヴァンサン・ルクールは上流階級よりもダンサーの方が良い。
Ｅさん：いかがわしさが面白い。
「顔」
Ｆさん♂：阪本順治監督の大傑作。物語に緊張感がある。
中村勘九郎がどうでもいい役で出ていて面白い。
Ｇさん♀：舞台挨拶を見てこの人がこんなことをしているのに感動した。
藤山直美が暗い役から段々明るくなっていくのが良い。
Ｈさん♂：牧瀬里穂が憎たらしい役をしている。初出演の藤山はスクリーン映えする10番勝負(笑)。
Ｉさん♂：遅れて来た青春を楽しんでいる。自転車で転ぶところでジーンときた。
「チューブ・テイルズ」
Ｊさん♀：話が多すぎて印象ない。
Ｋさん♀：音楽が良くて面白い。
Ｌさん♂：1話分が短くてせわしない。
「イギリスから来た男」
Ｍさん♀：ケン・ローチ監督の「夜空に星のあるように」をオマージュしている。
テレンス・スタンプ大好きの私のための映画。
「ソフィーの世界」
Ｎさん♀：欧州のできるまでの話で勉強になった。
「ＴＡＸｉ２」
Ｏさん♂：この程度の現実離れなら許せるかな。
Ｐさん♂：リコール対象のランサーを使っているのが面白い。
ヒロインの衣裳は最後のためにある。
カーチェイスは20kmで撮ってコマ送りしたみたい。
Ｑさん♂：物語は面白くないけど、カーチェイスは良い。マニュアル変速であの運転ができるのは見事。
仏の対抗意識が馬鹿馬鹿しい。
Ｒさん♂：戦の経験を積んだ将軍の仕草が面白い(笑)。
渡部実さんのお話。
五輪開会式は歴史を乗り越えて原住民と近代技術が共存していることを表現している。
「ホワイトアウト」
Ｓさん♀：松嶋菜々子を期待していたが、織田裕二１人で頑張っていた。
２人の場面はもう１度観たい。(笑)
Ｔさん♂：原作の面白さが映画では生かされていない。
悪役の佐藤浩市が良かった。
Ｕさん♂：冒頭の雄大なシーンは日本映画でも出来るようになった。
テロリストが禄でもない理由が最後にわかる。
黒四ダムは関西電力なんだよね(笑)。暑い夏にお勧め。
Ｖさん♂：最悪のケースの見せ方が下手。恋愛関係が最後しか出てこない。
映画のセオリーをはずしていて惜しい映画。
Ｗさん♂：実写で頑張っているが緊張感がないのが最大の欠陥。
Ｘさん♂：官僚相手にできるのは織田しかいない。
Ｙさん♂：地味なダムを使った点に百点。いつも電気を使えることに感謝。
おかださんのお話。
「しあわせ家族計画」(9/16公開)は、
山田洋次監督のチーフ助監督だった阿部勉第一回監督作品で、
三浦友和、渡辺えり子、いかりや長介、野際陽子、片岡鶴太郎、名取裕子、
他の芸達者なオールスター出演。
脚本がいいし、人を見る目が暖かい。
アンジェイ・ワイダ監督の「パン・タデウシュ物語」(正月公開)は、
ダニエル・オルブリフスキの芝居が三船敏郎そっくりで合戦シーンでは雨が降ってくる。
ワイダ監督は黒澤明監督が好きだね。最後は涙が止まらない。
「英雄の条件」
Ｚさん♀：恐ろしくて怖い映画。
男の論理、軍の論理で女が出る余地がないけど好き。
ベン・キングスレーがこんな役で出るとは役者も大変。
Ａさん♂：星条旗が格好いいし、敬礼が決まっている。
海兵隊は肝が座っている。最後はそれでもいいじゃん。
ウィリアム・フリードキン監督作品は元気がいい。
Ｂさん♂：アメリカの恥部で後味が良くない。
Ｃさん♂：トミー・リー・ジョーンズとサミュエル・L・ジャクソンは戦場で会いたくない。
Ｄさん♀：骨太の映画で見応えがあるけど、ミーハーには受けない。
Ｅさん♂：戦友友情物語。
しがない軍弁護士のトミーが現役軍人サミュエルに自分のあるべき姿を見ている。
二人は一心同体のシャム兄弟。
Ｆさん♀：黒人が白人を救って白人を黒人を弁護する映画は前にはなかった。
「リプリー」
Ｇさん♂：前作も好きだし、アンソニー・ミンゲラ監督だから見た。
後味の悪さもあって良い映画を観たなと感じた。
ケイト・ブランシェットの出演場面は深層心理を映像に表している。
Ｈさん♀：前作も本作も良い。
マット・デイモンの地味さに共感できた。
ジュード・ロウとの言い争いからそうなるだろうと思いながら観ていた。
Ｉさん♂：自分を守るために悪いことをする野心がダメだった。
Ｊさん♂：こういう配役はやっちゃいかん。
同性愛場面は見たいけれどつまらなくなるので、
想像させるだけで止めておいて直接見せたらいかん。
Ｋさん♀：ジュードを見ているだけで良い。
マットに惹かれた理由やケイトが出る理由が分からない。
盛り込みすぎてバランス悪い。
Ｌさん♂：役者と自分の世代が合っているので好き。
Ｍさん♂：前作は原作を読みたくなかったが、今回は読みたくなった。
Ｎさん♂：衣裳やデザインや風景に興味を持つようになった。
（K.S記）